こきりこ

 

9月23日(月・祝)

秋分の日。今日から夜の方が長くなる。ああもうほんとう、冬至に、一年の終わりに近づきつつあるなあ。

毎日少しずつ子どもの髪の毛を切っている。一番長いところの長さは同じでも、段を入れると丸っこくなるとか、ふーんなるほどなあーて感じで、すごく面白い。いつの間に髪の毛が全然なくなっちゃった、なんてことにならないように気をつけないと。

小矢部の山の上にある牧場を目指して行ったのだが、風が強すぎて、子どもも車の中で昼寝していたので、頂上まで車で行って景色を確認するだけで帰ってきた。

 

9月26日(木)

こきりこの取材に行く。奉納のこきりこを歌い踊るのは集落の子どもたちで、見ていて胸が熱くなった。そこに参加できるのは集落の住人だけということで、住んでいる人が少し羨ましくなった。

継承している人の多くは若い人で、やはりここに住んでいるからこそできることと、と誇りを持って楽しくやっている様子。

なんか富山ってほんとうに、関東と違う場所、だと感じる。うーん、それは当たり前なんだけど、とにかく、日本といってもこんなに違う場所があるんだなーと思うことが多い。田舎か都会かでいえば田舎だけど、奈良時代くらいから都の文化圏の北端だったんだろうという、都マインドみたいなものもあって。面白い。