痛み待ち

  夫が在宅で仕事できるように調整してこちらに来ていた一週間、その最終日だった予定日が過ぎて、夫は札幌に帰り、私は超過一日目の妊婦健診に行った。知人友人には初産は遅れたという人が多くて、なかには10日遅れだったという人もいるので、あまり焦ってはいないのだが、NSTという胎児心音と子宮収縮を…

2018年03月20日

来週会えるかな

  夫が「出産に立ち会える日に生まれてくれるように妻がスクワットしてる」と知り合いのマダムに話したら、「子どもは子どもの出たいタイミングで出てくるんだからそういうのはダメよ〜」と言われたらしい。 いやダメじゃないやろ、と思う。 出産日がいつになるのか、子どもがいつ出てくるのか、何がどうなっ…

2018年03月10日

ヒトと人のこと、ぐるぐる

  直立二足歩行と脳の拡大が人のお産を大変なものにしたということについて、ひきつづき。 ヒトの産道は独特なカーブを描いているため抜けるのが大変らしいが、そうなってないと逆に、直立二足歩行の生活だと重力が下にかかってるから、すんっと出やすい形だったら危ないよな、とふと思う。 妊娠して胎児があ…

2018年03月10日

いろこよみ「灰桜」2018春

  桜が私たちを惹きつけるのは、木がまるごと花になって咲く、その華やかさからだろう。満開の並木も、新緑のなかにぼっぼっと咲く山桜も、芽吹きの季節そのものをみるようで嬉しくなる。春のかすみのなかで、花の色はときに灰がかってもみえる。その奥ゆかしさがまた良い。 春といえば桜を心待ちにする私たち…

2018年03月08日

来週に会いたい

  普通分娩を希望している限り、子どもが出てくる日をコントロールすることはできない。でも札幌にいる夫の仕事の都合的に、できれば来週中に出てきてほしい。さらにいうなら12日あたりにしてもらえると、嬉しい。(ちなみに予定日は18日だけど、その前までの3週間とその後2週間がいつ生まれても良い期間…

2018年03月08日

動物と人のあいだ

  妊娠して、身体は自然の一部だと感じた。私が仕組みを何も知らなくても、教えなくても、身体は生命を育んでいく。 人も動物だとも思った。妊婦になって、感動的なだけじゃない、生々しいことがたくさんあることを知った。 妊婦生活や産院は妊娠前に暮らしていた社会では下ネタになることが堂々と話される、…

2018年03月07日

ブチハイエナの難産

  出産は痛いという。その痛みを表現するいろんな喩えがある。有名なのが鼻からスイカ。ただ周りで普通分娩(ここでは病院での麻酔を使わない経膣分娩、という意味でつかう)で産んだ人は、ずっと痛みが続くわけじゃないから耐えられる、という。私もまあ大丈夫だろうと思っていて、普通分娩で産む予定でいる。…

2018年03月02日